葬儀について誰もがきになるのはその費用のことではないでしょうか。非日常の中、混乱しているときにあわてていろいろなことを決めてしまい後悔したという話を聞くことは少なくはありません。終わった後で悔やむことがないように、まずお葬式にかかる費用のことは知っておくほうが良いかもしれません。
大きく分けてお葬式の費用にかかるものは、棺や祭壇などと葬儀社がお葬式を執り行うための人件費などの葬儀費用とよばれるもの、参列者へ振る舞う料理などの実費、僧侶など宗教者へのお礼です。実際に行わなくてはいけなくなったときに冷静に判断するためには、可能であれば事前に何件かの業者から見積もりを取ってもらうことが有効な方法です。
また、葬儀の費用は儀式にかかることだけではないということもおさえておく必要があります。お墓、納骨、仏壇そして法要など、人が亡くなってからおよそ2年間くらいはまだまだ出費が続くともいわれています。
最近は民間の葬儀会社が増えているので、料金システムについてもわりと分かりやすくなっていますよね。各葬儀会社では、ホームページやパンフレットなどで葬儀プランなどを紹介しています。かなり安い価格から葬儀ができるということで、安心している方も多いかもしれません。
しかし、実際に葬儀にかかる費用は、そのプランで提示されているだけでない場合も多いので気をつけましょう。葬儀会社で提示されているプランには、基本的な費用のみが含まれているケースが多いです。通夜振る舞いなどでかかる飲食代や、お寺へのお礼は入っていないことも多いので、契約する時にはその辺も確認しましょう。
全体でいくらくらいかかるのかをきちんと把握しておくことが大切です。日本人の方は、あまり葬儀にかかるお金について細かく聞くことが得意ではないようです。でも遠慮せずにきちんと確認しましょう。