携わりが近い・遠い、どちらにしても訃報を聞いてから、お通夜やお葬式に参列するために会場へと足を運ぶことは大事ですが、服装は、遺族や近親者、世話役代表のみが正装で、他の人は略装で参列します。これまでの喪服の捉え方には変遷があり、ブラックフォーマル、ダークスーツでの参列も近年ではタブーとされていません。
葬儀の規模問わず、会場でのマナーとしては、受付で香典や供物を差し出し、記帳を行います。言葉数は少なく、囁き声程度でのお悔やみの言葉で十分です。遺族が会場内を行き来するケースは少ないものの、見かけても目礼程度の挨拶を心掛けておきます。
式開始10分前には席に着き、僧侶入場、開式の辞、そして30分程度の読経があり、焼香などから喪主の挨拶、そして閉式の辞の流れになります。ですが、やむを得ない事情で参列できない場合もあるため、この時は通夜あるいは告別式に参列するか、または、玄関先でお悔やみを述べるか、取り次ぎの人へ名刺を渡すのも社会人としてのマナーです。
また、旅行中であったり、連絡漏れなどによって、葬儀後にご不幸を知ることもあります。この時には、先方の都合を確かめ、すぐに弔問に足を運ぶことや、事情を説明するお詫びの電話や手紙を送ります。言葉の掛け方や使い方には細心の気遣いが必要で、受付の方に対してでも、ご不幸を連想させる忌み言葉、重ね言葉は避けます。
またまたや苦しむ、浮かばれないなどはほんの一例です。